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自分の中に取り込んでしまった他者の価値観を捨てる

子ども時代

「自信が持てない」人は、誰かの価値観で自分を見る癖がついてしまっている 何をするにも自信が持てない、自分に価値があると思えないという思い込みに悩むことがあります。そんなときの考え方をお伝えしたいと思います。     あなたは、子どもの頃に理不尽な理由で責められた経験を持っていませんか? 自分はダメな人間だと思うには、成長の段階で必ず何か大きな体験をしているはずだと私は思っています。特に、子ども時代に大人から言われた言葉によって傷ついた体験が、その原因になっていることが多いのです。   今、ここで少し思い出してみてください。子どもの頃、自分のせいではないことで叱責されたり、体罰を受けたり、怖い思いをしたことがなかったでしょうか? そのほかにも、例えば、自分が一所懸命にやったことを大人から馬鹿にされたり、からかわれたりしたという経験はなかったでしょうか? つらい体験を思い出すのは、楽しいことではないと思います。でも、このことが、これからのあなたに必要な時間になるのです。     頑張っても叱られるという視点が生まれてしまう 今、何か思い出されたでしょうか?   もし、あなたが理不尽に叱責された体験があるなら、それが、あなたの自己肯定感を感じにくくさせる原因となっている可能性が高いと言えます。   つまり、自分が普通にしていても叱られてしまう。あるいは、頑張っているのに叱られてしまうということが起こると、「自分には価値がないから叱られてしまう」「自分は責められて当然の人間だ」という価値観が生まれてしまうのです。     何をやっても上手くいかないのは自分のせい 前述のような視点が生まれると、何をやっても上手くいかないけれど、それは自分が悪いからだ、自分に価値がないからだと感じるようになります。そして、その思考回路は潜在意識下に格納されて、常に自分には価値がないと感じるようになってしまいます。     ほめられると、かえって気持ちが悪い 自分に価値がないという思考回路が染みついてしまうと、例え、自分が頑張って成果を上げることがあっても、それに対しての評価を素直に受け止められないということが起きます。 他者からの評価や、褒め言葉を素直に受け止められない、なんとなく褒められると居心地が悪いと感じるようになってしまうのです。     自分を自分のまま認めよう ありのままの自分、自然体の等身大の自分を認めることが大切です。     何かができないと認められないと感じるのは間違っている 「これさえできれば認められる」と思うことがあるかもしれませんが、それは間違いです。 なぜなら、あなたはあなたでいるだけで価値がある存在だからです。 あなたが今、自分に自信を持てないと感じているのは、あなたに大人が勝手に植え付けた価値観によるものです。だから、あなたは、そういう子ども時代の体験を手放すことが大切です。     自分に必要のない他者の価値観など捨てよう 子ども時代の体験は、驚くほど私たちの生き方に影響を与えています。暗い影を落としているといってもいいでしょう。 でも、そんなものに縛られている必要はないのです。あなたの価値はそんな大人が決めていいものではありません。   さあ、自由になってください。幸せな未来があなたを待っていますよ。   常森さつき   続きを読む