手放せない「怒り」をどう扱えばいいのか?

「怒り」をどうしても手放せないことってありますよね。

「 自分を傷つけた人を許さなくてもいい という記事を書いたことがありましたが、「怒り」を手放すことは、結構たいへんな作業だと感じています。

今回、その「怒り」を扱う方法について私なりの考えを書きたいと思います。

 

「相手を許す」必要があるか?

いろんな論調がある中で、私が「それはちょっと…」と思うことの一つに、「相手をゆるす」ということがあります。

 

「許す」という言葉に含まれる上下関係

この「ゆるす」というのに、どうして違和感があるのかなあと自分でも不思議だったのですが、ふと気づいたこととして、「ゆるす」という言葉には上下関係が含まれている感じがするからなのではないかという気がしてきたのです。

私自身が「怒り」が生じる場面って、基本的に相手に「馬鹿にされた」と感じることによるものが多いのです。つまり、相手が私を「下」に見ているっていうことですよね。

 

上下関係にからめとられる

相手から「下」に見られて頭にきた!

その私が、上から目線で相手を許しても、また上下関係のなかに私自身がからめとられてしまうような気がするのです。

 

自分を傷つけた相手を許さなくてもいい

怒りを手放す目的だと言いながら、そんなおかしな上下関係を持ち込むことはありません。

そんな相手は許さないまま置いておけばいいのです。

 

自分だけ先に進んだほうがいい

私は、そんなバカバカしい相手はその場に放置して、自分ひとりで、そんな人間とは関係のない素敵な世界に行けばいい。そんな風に思うのです。

 

「許す」という言葉を使いながら、またその相手と関わるのはやめよう。

「許す」などと言いながら、またその相手と関わっていくなんて、私はしなくていいと思っています。

早く、関係ないところに行ってしまいましょう。美しくて楽しいあなただけの世界にね。

 

常森さつき