話の流れについていけないときは

プロフィールにも書いていますが、私はずっと対人恐怖、視線恐怖に悩まされてきました。

(視線恐怖の影響で困ったことなどは、こちらにも記事がありますのでよかったらお読みください→ 前に会ったことがあるのに顔を覚えてもらえない

どうしても、等身大の自分に自信を持つことができず、他者の評価が気になって言いたいことも言えない子ども時代を過ごしました。

 

ですから、グループの話の輪に入れないとき、どんな風にしたらいいか考えてみたいと思います。

 

話の輪に入れない。

私はずっと、グループでのおしゃべりの中では、あまり発言するほうではなくて、ごくたまにタイミングが合った時だけ話せるという状態でした。

 

そういうグループの中で、とても話の上手な子がいたりしますが、そういう人に限って、

「もっと、発言しなよ」とか言うんですよね。

「そんなこと言われても、口をはさむタイミングがつかめないんだもの」と思いましたが、そうも言えなくて。で、大人になってからも、そんなに状況は大きく変わりませんでした。

 

タイミングを見ている間に話題が移ってしまう

「あ、この話題だったら、この話をしたいな」と思っても、タイミングを見ている間に話題が移ってしまったり、発言しようと思って声を出した瞬間に、別の大きな声にかき消されてしまったり(声が小さいのです)、そんなことが続きました。

 

話せたらみんなから認めてもらえるのに

そういうときは、必ず「このことを話せたら、皆から一目置かれたのに」みたいに思っていました。「すごいこと知っているね」とか言われたかったんですね。

ただ、私自身の心のありようが変わってから、このことに対する気持ちがガラッと変わったんです。

 

「自分の発言がその場で評価されないと自分自身も評価されない」わけではない

今でも、当意即妙な受け答えができる人をうらやましいなと思います。

でも、そうはできない自分もまた、別に悪くない。そんな風に思えるようになったのです。

 

決め手は自分を自分で認めてあげるだけ

自分を認めてあげられるようになると、不思議と黙っていても「さつきさんはどう思う?」なんて、グループのメンバーが話を振ってくれたりするし、私の発言を遮って話そうとする人がいると「今は、さつきさんの話を聴いているのよ」なんて、私の話を待っていてくれるということが起こり始めました。

そのうえ、簡単に発言しないからこそ、「あなたが言うと重みがある」みたいに言われたりします。

その場で発言できるかできないかで、自分の評価など決まらない。できないことがあっても、自分の価値が誰かより低いなんてことはない。

それだけ思っていられたら、うまく話せないことがそれほど気にならなくなるのじゃないかな。

そんな風に思います。

 

常森さつき