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田口さつき について

わたし自身、相手の目を見るのが怖いという対人恐怖を抱えながら大人になりましたが、さまざまなセラピー手法を身につけることで、不安やいわれのない罪悪感を克服し、幸せを感じられるようになりました。 現在、ステージⅣの乳癌ともつきあいながら、自分で簡単にできるセラピーをお伝えしています。 詳しいプロフィールは「名前部分」をタップしてください。

手放せない「怒り」をどう扱えばいいのか?

「怒り」をどうしても手放せないことってありますよね。

「 自分を傷つけた人を許さなくてもいい という記事を書いたことがありましたが、「怒り」を手放すことは、結構たいへんな作業だと感じています。

今回、その「怒り」を扱う方法について私なりの考えを書きたいと思います。

 

「相手を許す」必要があるか?

いろんな論調がある中で、私が「それはちょっと…」と思うことの一つに、「相手をゆるす」ということがあります。

 

「許す」という言葉に含まれる上下関係

この「ゆるす」というのに、どうして違和感があるのかなあと自分でも不思議だったのですが、ふと気づいたこととして、「ゆるす」という言葉には上下関係が含まれている感じがするからなのではないかという気がしてきたのです。

私自身が「怒り」が生じる場面って、基本的に相手に「馬鹿にされた」と感じることによるものが多いのです。つまり、相手が私を「下」に見ているっていうことですよね。

 

上下関係にからめとられる

相手から「下」に見られて頭にきた!

その私が、上から目線で相手を許しても、また上下関係のなかに私自身がからめとられてしまうような気がするのです。

 

自分を傷つけた相手を許さなくてもいい

怒りを手放す目的だと言いながら、そんなおかしな上下関係を持ち込むことはありません。

そんな相手は許さないまま置いておけばいいのです。

 

自分だけ先に進んだほうがいい

私は、そんなバカバカしい相手はその場に放置して、自分ひとりで、そんな人間とは関係のない素敵な世界に行けばいい。そんな風に思うのです。

 

「許す」という言葉を使いながら、またその相手と関わるのはやめよう。

「許す」などと言いながら、またその相手と関わっていくなんて、私はしなくていいと思っています。

早く、関係ないところに行ってしまいましょう。美しくて楽しいあなただけの世界にね。

 

常森さつき

 

 

話の流れについていけないときは

プロフィールにも書いていますが、私はずっと対人恐怖、視線恐怖に悩まされてきました。

(視線恐怖の影響で困ったことなどは、こちらにも記事がありますのでよかったらお読みください→ 前に会ったことがあるのに顔を覚えてもらえない

どうしても、等身大の自分に自信を持つことができず、他者の評価が気になって言いたいことも言えない子ども時代を過ごしました。

 

ですから、グループの話の輪に入れないとき、どんな風にしたらいいか考えてみたいと思います。

 

話の輪に入れない。

私はずっと、グループでのおしゃべりの中では、あまり発言するほうではなくて、ごくたまにタイミングが合った時だけ話せるという状態でした。

 

そういうグループの中で、とても話の上手な子がいたりしますが、そういう人に限って、

「もっと、発言しなよ」とか言うんですよね。

「そんなこと言われても、口をはさむタイミングがつかめないんだもの」と思いましたが、そうも言えなくて。で、大人になってからも、そんなに状況は大きく変わりませんでした。

 

タイミングを見ている間に話題が移ってしまう

「あ、この話題だったら、この話をしたいな」と思っても、タイミングを見ている間に話題が移ってしまったり、発言しようと思って声を出した瞬間に、別の大きな声にかき消されてしまったり(声が小さいのです)、そんなことが続きました。

 

話せたらみんなから認めてもらえるのに

そういうときは、必ず「このことを話せたら、皆から一目置かれたのに」みたいに思っていました。「すごいこと知っているね」とか言われたかったんですね。

ただ、私自身の心のありようが変わってから、このことに対する気持ちがガラッと変わったんです。

 

「自分の発言がその場で評価されないと自分自身も評価されない」わけではない

今でも、当意即妙な受け答えができる人をうらやましいなと思います。

でも、そうはできない自分もまた、別に悪くない。そんな風に思えるようになったのです。

 

決め手は自分を自分で認めてあげるだけ

自分を認めてあげられるようになると、不思議と黙っていても「さつきさんはどう思う?」なんて、グループのメンバーが話を振ってくれたりするし、私の発言を遮って話そうとする人がいると「今は、さつきさんの話を聴いているのよ」なんて、私の話を待っていてくれるということが起こり始めました。

そのうえ、簡単に発言しないからこそ、「あなたが言うと重みがある」みたいに言われたりします。

その場で発言できるかできないかで、自分の評価など決まらない。できないことがあっても、自分の価値が誰かより低いなんてことはない。

それだけ思っていられたら、うまく話せないことがそれほど気にならなくなるのじゃないかな。

そんな風に思います。

 

常森さつき

 

 

自分のほうが上手くできると思うときは

いろいろ頑張ってもなかなか成果がでないときに、自分より若い人や 後から始めた人がどんどん成功しちゃって、「なんで!?」と思うことってないでしょうか?

 

私はこれまで、ずいぶんそういうことを感じてきたし、そういう自分と向き合うのが嫌でした。

 

でも、「ちょっと待てよ」と、思い始めたんですよね。

 

なぜなら、誰かを批判したくなるときって、自分もその分野でそこそこイケてるって思っているからなんです。

 

だったら、ぐずぐずしていないで、自分も表に出たらいいんじゃない?

「いやいや、私なんて」みたいに言っている時間は、たぶんない。

 

人生って、思っているより短いから!

 

「なんでこの人が!」「私のほうがずっと良い仕事できる」そう思ったらチャンスです。

 

さあ、あと一歩で、表舞台が待ってますよ!!

 

常森さつき

 

春咲く花のようにゆっくり変化しよう

春がやってくると、一斉に花が咲き始めます。

うちでは、去年は花をつけなかったラッパ水仙が大きな花をつけました。

 

去年は、葉っぱだけがニョキニョキと伸びただけ。

どうして花が咲かないのかなと思いながら、葉っぱが枯れた後に植木鉢から球根を掘り出しました。球根は、まあそれなりの大きさがありました。

 

秋になってから、その球根をまた植木鉢に植えて、今度は少し肥料を多めに入れてみました。

しばらくして、また葉っぱが出てきたんですよね。でも、年が明けて1月、2月と時間が経っても、全然花が咲かないのです。

 

「水仙って、1月末には咲くんじゃなかったかな?」などと思いながら、葉っぱだけの植木鉢に水をやり続けました。

 

そうしたところ、2月の末頃から花芽が大きくなりはじめ、ここ1週間ほどでようやく大きな花がいくつも開いたのです。

 

嬉しかった!

 

まるまる2年ぶりくらいの水仙です。鮮やかな黄色が、とても春らしくてきれい。

こんな植物を見ていると、人の心の変化もこんな風なのかなと思います。

 

つまり、

 

葉っぱだけの年だって、きっと水仙は自分のなかにエネルギーを蓄えている。次の年には、大きな花が咲くようなエネルギーを球根に蓄えているんだと思うんです。

 

「花」という結果が出ないから、見た目にはうまくいっているように見えません。でも、土の中では次の年に向けた準備が着々と進んでいるのです。

 

人の心も、変化はたぶんなかなか目に見えない。だから、自分も身近な人たちも、ついつい焦ってしまうのだけれど、見えなくても、日々小さな変化は起こっている。

見えないからと言って、焦って水をやりすぎても、肥料をやりすぎても、心はうまく育たない。

 

ゆっくりと変化する。その人の持つ力を信じることが大切です。

 

信じて待つのは簡単じゃないけれど、きっと心はそういうものなのだと思います。

 

常森さつき

 

 

誰かに言われた一言で立ち直れないとき

人は一人で生きていけないものだから、どんな人でも誰かとコミュニケーションしながら生きていると思うのですが、そんななかで、どうしようもなく傷つく一言を言われてしまうことがあるのかもしれません。そんなとき、どんな風に考えたらいいのか、お伝えしたいと思います。

 

あなたのアンチは何人ですか?

自分を好きな人が「ファン」で、嫌いな人が「アンチ」だとすると、その「アンチ」はいったい何人いるのでしょうか?

よく考えてみてください。「アンチ」の人の数って、すごく少なくなかったですか?
実は、たった1人じゃなかったですか??

 

少ないのに強烈な「アンチ」インパクト

たった1人しかいなくても、その人から言われた言葉や意見がまるで全部正しいような気がして、自分を全否定された気持ちになってしまいます。

これは案外、よくあることなんです。良いことは気づきにくく、悪いことほど強烈なインパクトがある。まるで、ダメ人間のレッテルを張られたくらいのインパクトがあります。

 

99%は、あなたの「ファン」ですよ

でも、よく考えてみてください。あなたの周りの人全員があなたの「アンチ」ですか?

違いますよね。99%はあなたの「ファン」だと思うのです。10人友達がいて、1人と仲良くできなくても、90%はあなたの「ファン」ですよ。それでいいではありませんか。

 

「アンチ」の存在とあなたの価値とは関係がない

誰かと意見が合わなかったり、非難されたとしても、そのこととあなたの価値はイコールでは結ばれない。あなたは称賛される場合もあれば、非難されることも少しはあるかもしれない。

仲の良い人もいれば、上手くいかない人もいるかもしれない。でも、そのこととあなたの価値はイコールでは結ばれない。上手くいかない人との関係があると自分の価値が下がるなんて考える必要はないのです。

 

褒められる自分には価値があって、批判される自分には価値がないという思い込み

誰かから褒められるから価値があるのではありません。あなたは、そこに存在することだけで価値があることを思い出してください。

 

他人との関係を自分を承認するかどうかを決める基準にしてはいけないのです。

 

常森さつき

 

 

自分の中に取り込んでしまった他者の価値観を捨てる

「自信が持てない」人は、誰かの価値観で自分を見る癖がついてしまっている

何をするにも自信が持てない、自分に価値があると思えないという思い込みに悩むことがあります。そんなときの考え方をお伝えしたいと思います。

 

 

あなたは、子どもの頃に理不尽な理由で責められた経験を持っていませんか?

自分はダメな人間だと思うには、成長の段階で必ず何か大きな体験をしているはずだと私は思っています。特に、子ども時代に大人から言われた言葉によって傷ついた体験が、その原因になっていることが多いのです。

 

今、ここで少し思い出してみてください。子どもの頃、自分のせいではないことで叱責されたり、体罰を受けたり、怖い思いをしたことがなかったでしょうか?

そのほかにも、例えば、自分が一所懸命にやったことを大人から馬鹿にされたり、からかわれたりしたという経験はなかったでしょうか?

つらい体験を思い出すのは、楽しいことではないと思います。でも、このことが、これからのあなたに必要な時間になるのです。

 

 

頑張っても叱られるという視点が生まれてしまう

今、何か思い出されたでしょうか?

 

もし、あなたが理不尽に叱責された体験があるなら、それが、あなたの自己肯定感を感じにくくさせる原因となっている可能性が高いと言えます。

 

つまり、自分が普通にしていても叱られてしまう。あるいは、頑張っているのに叱られてしまうということが起こると、「自分には価値がないから叱られてしまう」「自分は責められて当然の人間だ」という価値観が生まれてしまうのです。

 

 

何をやっても上手くいかないのは自分のせい

前述のような視点が生まれると、何をやっても上手くいかないけれど、それは自分が悪いからだ、自分に価値がないからだと感じるようになります。そして、その思考回路は潜在意識下に格納されて、常に自分には価値がないと感じるようになってしまいます。

 
 

ほめられると、かえって気持ちが悪い

自分に価値がないという思考回路が染みついてしまうと、例え、自分が頑張って成果を上げることがあっても、それに対しての評価を素直に受け止められないということが起きます。

他者からの評価や、褒め言葉を素直に受け止められない、なんとなく褒められると居心地が悪いと感じるようになってしまうのです。

 

 

自分を自分のまま認めよう

ありのままの自分、自然体の等身大の自分を認めることが大切です。

 

 

何かができないと認められないと感じるのは間違っている

「これさえできれば認められる」と思うことがあるかもしれませんが、それは間違いです。

なぜなら、あなたはあなたでいるだけで価値がある存在だからです。

あなたが今、自分に自信を持てないと感じているのは、あなたに大人が勝手に植え付けた価値観によるものです。だから、あなたは、そういう子ども時代の体験を手放すことが大切です。

 

 

自分に必要のない他者の価値観など捨てよう

子ども時代の体験は、驚くほど私たちの生き方に影響を与えています。暗い影を落としているといってもいいでしょう。

でも、そんなものに縛られている必要はないのです。あなたの価値はそんな大人が決めていいものではありません。

 

さあ、自由になってください。幸せな未来があなたを待っていますよ。

 

常森さつき

 

自分を傷つけた人を許さなくてもいい

傷つけられて怒りの感情が強いとき、どうしたらいいかお伝えしたいと思います。

 

許す必要はない

私自身は、自分を傷つけた相手を許すことはできませんし、許す必要もないと思っています。しかし、人によっては「許す」ことをしない限り、先には進めないと考える人がいるのかもしれません。

でも、何度も言いますが、私は、あなたを傷つけるようなことをした人を許す必要はないと思っています。

 

「許した」つもりになっても怒りを手放すことはできない

私は、あなたの中にある怒りの感情を大切にしてほしい。あなたがそんなに怒りを感じたのは、何か理由があるからのはず。それを、自分を大きく見せようという理由で「許したつもりになる」ことは、あなたの怒りを手放す手助けにはならないように思います。

 

対策:どんなことでもいいから、そんな奴を見返してやるために何かを始めること。

人間として相手より高いレベルになるようなことを始めましょう。

 

何かに夢中になる過程で、あなたの記憶からその相手を消し去るということ。

あなたの記憶に留めておく価値もない相手に、振り回される時間がもったいない。

ここまで来れば、引き寄せがどんどん起こるサイクルに入れます。どうか試してみてくださいね。

 

常森さつき

 

前に会ったことがあるのに顔を覚えてもらえない

一度、会ったことがあっても、次に会ったときに初めて会うみたいに名刺を出されたりした経験はありませんか?

 

私は、そういうことがよくあって、そのたびにとてもがっかりするのですが、そのことの原因を書いてみたいと思います。  

 

対人恐怖症であることが関係している

  私は、いわゆる対人恐怖を抱えています。実は、このことが顔を覚えてもらえない理由の一つであるということに、気づきました。    

 

コミュニケーションがうまくとれない

程度の差はあったとしても、対人恐怖を持っている人は、一度会ったことがある人に、初めて会ったかのような挨拶をされることが多いと思います。そして、ますます人と会うのが嫌になる。そんな悪循環が起きてしまいます。   

 

一番の問題は、アイコンタクトできないこと

私もそうですが、目と目をしっかり合わせるアイコンタクトが苦手です。視線を合わせないで話すと、人によっては顔を覗き込まれたりします。きっと目と目を合わせないと「しっかりコミュニケーションできていない」と感じてしまうからだと思います。

このアイコンタクトできないことが、顔を覚えてもらえない大きな原因だったのです。   

 

視線を合わせないと顔をはっきり見てもらえない

アイコンタクトしないで会話するということは、相手の顔を見つめ合わずに話すということなのです。要は、顔をよく見ていないから覚えてもらえない。ただそれだけだったのですね。

 

対処法1:相手を全体としてとらえる

目を見るのではなく、相手の姿全体をとらえるように見るようにするといいですね。ただ、洋服のある1点だけを見つめていると「ここに何かついてますか?」と言われたりするので、注意しましょう。

 

対処法2:着るもので印象づける

服装で印象付けるというのもお勧めです。変わった格好をするということでなくても、いつも同じ色を着ているとか、同じアクセサリーを着けていたりすると、印象に残りやすくなります。

 

でも、あまり気にしないのが一番。「初めまして」って言われたら、「そうですか~?前にお会いしてませんでしたっけ?」と言いながら名刺を出してみましょう。それでいいんですよ。

 

常森さつき

 

筆者のプロフィール

引き寄せが自動化する「ハッピーダイレクトプログラム」を考案しました。

 

 

催眠療法(Ericksonian Hypnosis)をおこなう傍ら、グリーフケアサポートプラザにて自死遺族の電話相談員を経て、セラピストとして活動しています。

今は自分自身の癌治療をしながら、読んで楽になれるセラピー、どんな人でも取り組める「引き寄せ」を自動化する「ハッピーダイレクトプログラム」を提供しています。

 

一緒に幸せになりましょう!

 

 

 

 

 

 

 

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